LOGINだが、階段から顔を覗かせたのは、ミカだった。俺の中では、彼女は根は良い奴だという印象があったが、今はとにかく一人になりたかった。それに、アオイという、ミカよりも可愛らしい女の子と、熱烈な経験をしてしまった後だ。正直なところ、ミカにはほとんど興味がなかった。前回は、女子に免疫がなくて、彼女の誘いに興奮してしまったが、今はもう違う。
「あ、ミカか……」
つい、知り合いに会ったかのような、馴れ馴れしい声が出てしまった。俺にとっては、彼女は知っている人物だが、ミカは俺と話したことすら覚えていない。能力を得たばかりの頃に、彼女と出会ってしまったから、能力がかかっているかどうかも、微妙なところだった。
「ん? なに……馴れ馴れしくない? 友達じゃないよね? 話したこともないし……」
ミカの声は、俺の想像していたものとは、全く違っていた。クラスにいる時とは違う、冷たく、刺々しい声だった。
あぁ……こいつ、二人っきりだと、普段は、こんな感じなんだな。クラスにいる時は、気に入った男子に、良い子だと思われたくて、猫を被って演技でもしてる感じなのか? 大人しい俺には、そのことをバラさない、とか思っているのか。それとも、俺が何か弱みでも握られた、とでも思っているのか。そんなことを考えていると、俺の胸は、さらに重苦しくなっていった。
ミカの冷たい言葉に、俺は、少しだけ戸惑いながらも、言葉を返した。
「いや、ちょっと前に話をしたことあったの忘れちゃったか?」
俺の言葉に、ミカは、明らかに嫌そうな顔をして、鼻で笑った。
「は? 覚えてませーん。底辺な男子と話とかしないし……誰かと勘違いしてるんじゃないの?」
その言葉は、俺の胸に、ちくりと刺さった。ミカは、さらに、俺の心を抉るような言葉を続けた。
「っていうかさぁーあんた、彼女いたんだ? 可愛い子と公園でベンチに座ってキスしてたの見ちゃった~」
その言葉を聞いても、誰のことを言っているのか、俺には分からなかった。昨日は、確
「だれもイヤとか言ってないし! 驚いただけよ……デートぉ? ホントに? わたしと……?」 ミカは、ニヤニヤとした嬉しそうな顔を俺に向けた。その表情は、普段の強気なミカからは想像もつかないほど、可愛らしく、俺の心をくすぐった。ミカは、俺の言葉がよほど嬉しかったのか、再び俺に抱きついてくる。「なあ、時間がもったいないから今から行くか?」「うん、良いよ。行こっ!」 ミカは、まるで子供のように弾けるような笑顔で答えた。その笑顔に、俺の心は温かくなった。 俺は、ミカを抱きしめたまま、ゆっくりと立ち上がった。階段を降り、廊下を歩いていく。校舎の外からは、まだ授業の音が聞こえてくる。 俺とミカは、人目を忍ぶように、ゆっくりと、しかし確実に、二人の時間を歩み始めた。 学校を出た俺たちは、最寄りの駅へと向かい、そのまま電車に乗った。目的地は、駅前にある大型のゲームセンターだった。ミカは、電車の中でも俺の隣にぴったりとくっついて、腕を組んできた。その姿は、まるで俺の彼女であることを周りにアピールしているかのようだった。 ゲームセンターに到着すると、ミカは目を輝かせて俺の手を引いた。「ねえ、ユイト。あれやろうよ! 一番奥にあるクレーンゲーム! あのウサギのぬいぐるみ、絶対欲しい!」 いつものように、ワガママな口調が出てしまう。しかし、すぐに「あっ……」と小さく声を発すると、恥ずかしそうに頬を赤らめて口元を抑えた。そして、俺の顔を伺うように上目遣いで見つめてくる。「えへへ……ごめん、ユイトくん。あの……ね? お願い、取ってくれる?」 そう言い直すと、デレデレと甘えた声で俺に頼んできた。その可愛らしい姿に、俺は思わず微笑んでしまう。「仕方ないな。ミカが可愛いから、取ってあげるよ」 俺がそう言うと、ミカは満面の笑みを浮かべ、俺の腕に抱きついてきた。 クレーンゲームの前に行くと、ミカは「あーでもない、こーでもない」と
俺は、ゆっくりとミカの身体を抱き上げ、再び俺の息子を、ミカの熱い場所に誘導した。「ふぅ……ん、あぁ……っ」 ミカは、甘く、切ない声で喘ぎながら、自らの手で俺の息子を掴み、熱い場所に押し当てた。ぬるりとした感触とともに、俺の息子が、ゆっくりとミカの身体に入っていく。 今度は、先ほどのように激しく動くことはなかった。お互いの身体の温もりと、挿入された息子が、ミカの柔らかい場所をゆっくりと満たしていく感触を、時間をかけて味わうように、ゆっくりと腰を動かした。「ひぅ……っ、ん、ああ……っ」 ミカの口から、甘い声が漏れる。上下するたびに、密着した肌がこすれ合い、ねっとりとした甘い水音が響く。その音は、まるで二人の愛を奏でる子守唄のように、優しく、そしてこの上なく官能的だった。 俺は、ミカの華奢な肩を抱きしめ、その耳元に甘く囁いた。「ミカ……気持ちいか……?」「ん……っ、気持ちい……っ、ユイトくん……っ」 ミカは、潤んだ瞳で俺を見つめ、そう答えた。その瞳には、快感と、俺への愛おしさが入り混じっていた。その表情に、俺は再び胸が高鳴っていくのを感じた。 優しく舌を絡め合いながら、俺たちはゆっくりと腰を動かしていた。俺は、ミカの柔らかい胸を優しく揉みしだき、その感触を味わう。そのたびに、ミカの口から甘い吐息が漏れた。「ん……っ、ふぅ……っ」 お互いの身体を密着させ、ゆっくりと腰を動かす。先ほどまでの激しい行為とは違い、今はただ、お互いの温もりと、繋がっている感触を、時間をかけて味わう。「んん……っ、ああ……っ」 ミカは、俺の胸に顔を埋め、甘く、切ない声を上げた。その声は、俺の欲求をさらに煽る。俺は、
ミカは、俺の首に回した腕を離すと、俺の胸に顔を埋めた。その頭のてっぺんから伝わる熱が、俺の心を温める。「ユイトくん……」 ミカは、甘い声でそう呟くと、俺の胸にキスを落とし始めた。それは、愛おしむような、優しいキスだった。そのキスに、俺は全身の力が抜けていくのを感じた。 俺は、ミカの華奢な肩を撫で、滑らかな感触を味わう。そして、ゆっくりと腰を抱き寄せると、まだ少し熱を帯びた、ミカの柔らかい肌に触れた。 ミカもまた、俺の身体を愛撫するかのように触れ始めた。その指先が、俺の腹筋をなぞり、ゆっくりと腰へと下りていく。その優しい感触に、俺は再び興奮が高まっていくのを感じた。 静かな廊下で、ただ二人だけで、お互いの温かさと、存在を確かめ合っていた。それは、これ以上ないほど甘く、愛おしい時間だった。 二度の絶頂を終え、二人で愛を確かめ合った後、俺はミカに囁いた。「屋上の階段にもどって、残りの時間を過ごすか」「う、うん。そうしよ」 いつもなら「はぁ? 難であんたに命令されないといけないのよ! 仕方ないわね……」と強気な態度で返してくるミカが、従順な女の子のような返事をしてきた。その可愛らしい声に、俺はドキリとしてしまった。 このミカなら付き合っても悪くはないと思えてしまう。普段のミカならあり得ないが、俺は、ミカの小さく、柔らかな手を握りしめた。ミカは、その手に驚きつつも、嬉しそうに微笑んだ。 その顔は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに、俺に全てを許しているような、この上なく愛おしい表情だった。 ミカは、俺の手に力を込めて握り返すと、俺の腕に顔を埋めるように抱きついてきた。その小さな体は、まだ少し熱を帯びている。「ユイトくん……」 ミカは、甘い声でそう呟くと、俺の胸に頬を寄せた。その感触は、柔らかく、温かく、俺の心を穏やかにさせた。 俺は、ミカの身体を抱きしめ、屋上へと続く階段をゆっくりと上り始めた。一歩、また一歩と上るたびに、ミカの身体が俺の身体
やがて、ミカは俺の唇から離れると、そのまま俺の顎を伝い、首筋へと熱いキスを落とし始めた。「んっ……ふ、ふぅ……っ」 ミカの柔らかい唇が、俺の首筋を優しく吸い上げると、じゅるり、と甘い水音が響く。その場所が、ミカの熱で火照っていくのがわかった。 ミカは、俺の首筋に顔を埋め、深く息を吸い込んだ。その姿は、まるで俺の匂いを全て身体に取り込もうとしているかのようだった。「ユイトくん……もっと……っ」 ミカは、囁くようにそう呟いた。その声は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに、快楽を求める獣のようだった。俺は、そんなミカの姿に、再び興奮が高まっていくのを感じた。 ミカの熱いキスが首筋から離れ、俺の耳元で甘く囁いた。まだ快感の余韻が残る熱い吐息が、俺の理性を揺さぶる。「まあ、まだ時間はあるけど……いいのか? 今日が初めてなんだろ?」 俺は、ミカの髪を撫でながらそう問いかけた。ミカは、俺の質問に答えず、ただじっと俺の瞳を見つめている。その瞳には、初めての快感に溺れ、さらに深い快楽を求める獣のような欲望が宿っていた。「……うん。初めて。だから、もう一回……しよ? ね?」 ミカは、甘えるように俺の首に顔を擦り付けると、懇願するようにそう呟いた。その声は、もう羞恥に染まることはなく、ただひたすらに快楽を求める女の子の声だった。「向かい合ってしてみるか? このままミカが挿れて」 俺の言葉に、ミカの体がぴくりと震える。その顔は、羞恥と興奮が入り混じった複雑な表情をしていた。「……う、うん」 ミカは、小さく頷くと、期待に満ちた瞳で俺を見つめた。その瞳に、俺は抗うことができなかった。 俺は、ミカの腰を支え、ゆっくりと息子を彼女の熱い場所に誘導する。ミカは、自らの手で俺の息子を掴むと、熱く湿った場所に押し当てた。
ミカは、蕩けた瞳で俺を見上げ、喘いだ。その顔は、羞恥と快楽で歪んでいた。その様子に、俺の興奮は頂点に達した。俺は、ミカの腰を掴むと、激しく腰を動かし始める。「んんん……っ、あああああ……っ!」 ミカの中を、俺の息子が激しく突き上げる。肌と肌がぶつかり合う、ねっとりとした卑猥な水音が、静かな廊下に響き渡る。その音は、まるで二人の行為を祝福するかのように、甘く、淫らだった。「ひぅ……っ、ん、ああ……っ! やぁ……っ、ダメ……っ」 ミカは、甘い声でそう叫んだ。しかし、その声は拒絶ではなく、むしろもっと激しくしてほしいと願っているように聞こえた。 俺は、ミカの太ももに手を回し、さらに深く、強く突き上げた。そのたびに、ミカの体が大きく跳ねる。「くっ……んん……っ、あああ……っ! ミカ、気持ちいか……?」「ふぅ……っ、ん、気持ちい……っ、もっと……っ、もっと激しく……っ」 ミカは、そう言って、俺の腰に足を絡ませた。その姿は、まるで俺に全てを捧げようとしているかのようだった。 ミカの、こんなにも可愛い姿を皆にも見せてやりたい。そんな意地悪な考えが、俺の頭をよぎった。「ミカの、こんな可愛い姿を皆にも見せてあげたいな?」 俺は、ミカの耳元にそう囁いた。その言葉に、ミカの体がびくりと震える。「ばかぁ……だめ、ユイトくんにだけ……っ! あっ、また、イキそう……んっっ」 ミカは、蕩けた声でそう答えた。その声は、甘く、とろけるような響きを帯びている。その声に、俺の理性の箍が外れ、興奮がさらに高まった。
俺が腰を深く突き入れた瞬間、ミカは小さく喘ぎ、ビクッと身体を震わせた。その内側が、甘い痙攣を起こすように、俺のものをキュッと締め付けてくる。「っんんぅ! やぁっ……! あぁぁっ!!」 ミカは、羞恥と快感に顔を歪ませながら、俺の背中に爪を立てた。全身に力がこもり、まるで軽く絶頂を迎えようとしているかのようだ。 その様子に、俺の支配欲はさらに満たされていく。普段は絶対に見せない、甘く乱れたミカの表情が、俺をさらに興奮させた。「なんだ、もうイっちゃったのか?」 俺の問いかけに、ミカは顔を真っ赤にしたまま、震える声で答える。「……う、うん……イっちゃた……あぅ……きもちぃ……」 いつも強気なミカが、こんなにも素直に、恥ずかしそうに答えてくる。その可愛らしい姿が、俺の支配欲をさらに満たしていくのを感じた。 完全に授業が始まっており、廊下には人影も物音もなくなっていた。窓の外から聞こえてくる、遠くの校庭での体育の授業の声だけが、この場所の静けさを際立たせている。静寂に包まれた校舎の空気感が、俺たちの背徳的な行為をさらに煽り、密やかな興奮を運んできた。「ちょっと場所を変えるか」 俺がそう呟くと、ミカはハッとして顔色を変えた。驚きの表情と同時に、次に何をされるのだろうという期待と、抗えない興奮が入り混じった、複雑な顔をしていた。その瞳の奥で、不安と快楽がゆらめくのを俺は見逃さなかった。「ど、どこに連れて行く気なのよ……」 ミカは、震える声でそう尋ねた。その声には、恐怖と期待が入り混じり、まるで子猫のようにかすかに震えていた。彼女の喉が小さく上下するたびに、その声は甘く、切ない響きを帯びる。「下の階の廊下かな……移動教室の階だから人いないだろ」 俺の言葉に、ミカは返事をしなかった。しかし、彼女は素直に立ち上がると、恥ずかしそうに俯き、俺